赤ちゃんが寝てくれない 2

赤ちゃんにも「起きておく自由」があることを前回お話しさせて頂きましたが、

「寝てくれない」と「泣き止まない」
が混同しませんか?

私の育児がそうだったのです。
「寝てるか」  「泣いてるか」 の記憶しかないんです。
特に息子が2か月頃までは。

それは、多分、
赤ちゃんは泣きやむってことを知らなかったんですね。

           泣くのが終わる=寝る

だったんです。
母乳が足りないから泣くと思っていた私は
ミルクを100ミリくらい息子に飲んでもらうのですが、
ミルクも要らない!と拒否されて、
泣き続けられるともう、打つ手がないのです。
ひたすらあやしていました。

開業して、赤ちゃんを見ていると、
「退屈」「かまってほしい」「眠らせて」
「安心させて」・・・
などなど、たくさんの理由で泣いてらっしゃることがわかりました。

赤ちゃんはまだ話すことは出来ないけど、
私たちが思っている以上に意思をしっかり持っています。
「泣く」という表現方法しか出来ないから泣くだけであり、
理由は色々ありそうです。

赤ちゃんによっては、成長と共に、
よこ抱きがあまり好きじゃなくなる方がいます。
視力も良くなってくるので、
天井ばかり見てるのはつまらないと思っているのでしょうか。
縦抱きにして、違う景色を見てもらうと泣き止んだり、
もっと大きくなってくると、遠くの物が見えてくるので、窓の外の動く葉っぱをじっと見たり、
そよ風が頬に当たり、
泣いていたのを忘れる赤ちゃんもいらっしゃいます。

それでも泣き止まない時は、泣きたいのでしょう。

抱っこしてても、あまりに泣くときは、一度お布団に寝てもらい、
お互いに一息つくのも良いと思います。

ちなみに、生後間もない赤ちゃんは、子宮の中で寝ることが普通だったので、
いきなりベッドや布団で寝ることが落ちつかない場合があります。
安心して寝れないというのでしょうか、、、

腕の中や、おくるみ抱きでよく寝られるのは、子宮の中にいたときのような感覚になるんでしょうね。

「ベッドや布団でも安心して寝れるんだ!」

という経験を赤ちゃんに積んでいってもらう感じです。

簡単に言ってしまいましたが、ママは大変です。
ママ自身の充電を、
どうすれば出来るのかを今度は一緒に考えていきましょう。


あいちょ助産院

みんなちがって、みんないい

0コメント

  • 1000 / 1000