赤ちゃんが寝てくれない 1

かつて私は息子が寝てくれないことが一番辛かったのです。
生まれてから、一歳半過ぎまでだったでしょうか。
「自然に寝る」ということがなかったような気がします。

おっぱいをあげて、乳首を離したら起きるなで、そこからはずっと抱っこです。

寝てくれたと思っても、置いたら起きるのです。

真似はして欲しくないのですが、スリングに息子を入れて、お風呂掃除したり、洗濯を干したり、料理もしていました。

母乳が足りなかったのもあるのでしょうが、ミルクをあげても夜は抱っこで一時間ほど泣いてからでないと寝ないのです。

暗い部屋の中で、子守歌を何度も繰り返して歌った日々は今も鮮明に覚えています。

私自身が寝れないのはとても辛かったです。

ただ、助産院を開業し、冷静に赤ちゃんのことを観察させて頂くようになって、いくつか気がついたことがあります。

☆母乳やミルクを飲んだからって
                                  寝るわけではない☆

そうなんです。
赤ちゃんだって、寝たくない時もあれば、
寝れないときもあるのです。
お腹いっぱいでも、寝たくないときもあるのです。

それを、
「母乳やミルクを飲んだら寝るもの」
と思っていた私は、寝ない息子を必死に寝かしにかかるわけです。

息子にしたら、放っておいて欲しかったかもしれません。

赤ちゃんにも
「起きておく自由」があることを私は知らなかったんです。

それなのに、ひたすら子守歌を聞かされ、
もしかしたら寝れそうなタイミングがあったかもしれないのに、また、子守歌がリピートされる、、、
息子にしたら、
「静かに抱っこしてくれるだけでいいのに」って思っていたかもしれません。

もし、
たった今、
お子様が寝てくれなくて、
辛いママ。

一旦、視点を変えてみましょう。

お子様が起きていても、泣いていても、好きにさせてあげてください。

そして、ママも抱っこしながらテレビを見たり、音楽を聴いたり、
お子様が寝ないことから気を逸らしてみてください。

音が気になるようでしたら、静かな中でも、
他のことを考えてください。

「寝て欲しい」と思えば思うほど、お互いがしんどくなります。

赤ちゃんは眠たくなると頭の中がモヤモヤして気持ち悪い時があるそうです。
泣いて発散させてからでないと、眠れない赤ちゃんは多いそうです。

今晩が少しでも楽な気持ちで過ごしてもらえることを祈って!








あいちょ助産院

みんなちがって、みんないい

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