必死

こんばんは。

今日、訪問させて頂いたお母さん。

「赤ちゃんを可愛いって思えてない気がする」と
涙されてましたね。


泣いていいんですよ。
気にせずに泣いてください。

でも、ご自身を決して責めないようにしてください。

今日の写真。
これ、私です。

産後、知らないうちに歯を食いしばってたみたいで、
歯が痛くてたまらなくなり、
初めて主人に息子を預けて外出した日なんです。

産後2か月頃でした。

化粧をする気力もなく、
服を選ぶ気力もなく。
(主人の服を着ています)

自転車を飛ばして歯医者に行き、
治療が終わって、
すぐに帰ったのを
今でも覚えています。

今なら、
せっかく1人での外出。
もっとゆっくりしてきたらいいよって言ってあげたい。


そう。
私は必死でした。


布団に寝かせると泣いてしまう息子。
片手で抱っこして家事をしたり、
あまり出ないおっぱいだったので、
1時間おきくらいに授乳をしていました。

夜は常に細切れにしか眠ることは出来ず、
それが普通になっていました。

この頃の息子の写真はとても少ないです。

なぜなら、
主人しか息子の写真を撮っていなかったからです。
私には写真を撮りたいという気持ちが沸かなかったのです。


私は息子に対して、
「可愛い」という感覚が
わからなかったのです。




じゃあ、可愛いがっていなかったのか?

それは、違います。
誰よりも息子のために
一生懸命にやっていました。
息子が泣けば抱っこをし、
息子が泣き疲れて眠るまで、毎晩毎晩
ずっとあやしていました。

きっと、今日のお母さんも一緒ですよね。
誰よりもお嬢さんのことを大切にされています。



私が息子を心から可愛いと思ったのは、
5歳になった頃です。

今はもう9歳。
めちゃくちゃ可愛いです。

今思えば、私には全く余裕がなかった。

必死過ぎて、
息子に対する
可愛いという思いが
表に出てこれなかったんだと思います。

私にはしっかり愛情はありました。
でも、必死すぎて、
それどころではなかったんだと
今は思います。


余裕が出てきたら、
自分でも驚くほどに、息子が可愛いのです。


なので、
今日お話してくださったお母さん。

私はあなたのことを何も心配しておりません。
まだ、可愛いと思えなくてもいいんです。

心の奥の奥では思っています。
今はそれが表に出てきてないだけの話です。

あなたはものすごく、
お嬢さんを大切に育ててあげておられます。
ずっと気にかけてあげています。
だからこそ、心配なことも出てくるし、
しんどい時もあるんです。

私のように、その頃の自分をネタにして、
笑える時がきますよ。
(今日の写真は遠慮なくみなさんに笑ってもらうための写真ですから、笑ってくださいね)

今は頼れるところはご家族に頼り、
少しでもお身体を休めるようにしてくださいね!
あなたは大丈夫です!!

また、お話しましょうね。

























あいちょ助産院

みんなちがって、みんないい

0コメント

  • 1000 / 1000