お疲れ様でした
先日、わざわざ遠いところから
断乳ケアに来てくださったお母さんが
いらっしゃいました。
時は早いもので、
こちらのお母さんと出会ってから
1年半の月日が過ぎていました。
初めてお話したのは、
確かお電話だったと思います。
産院を退院された日でした。
泣いておられて、
私も一緒に泣けてきたのを覚えています。
退院すると、急に不安になります。
全ての責任が自分にあるように感じてしまいます。
私の場合は
母乳を飲ませても、
乳首を外したら大泣きする息子。
泣いたらおっぱいをあげることが一番と
習ってきていたので、
とにかく吸わせていました。
その時の授乳表をみると
一日に18回も母乳をあげていました。
私はあまり母乳が出なかったので、
ミルクをあげることになったのですが、
今度はミルクをよく吐くようになり、
それはそれで心配しました。
息子はあまり寝ないタイプだったと思います。
日中にスヤスヤと寝ている記憶がないのです。
置いたら泣くので、抱っこか授乳をしていました。
抱っこしながら足でお風呂掃除をしていました。
片手で抱っこしながら洗濯物を干すのはとても難しかったです。
そして、トイレにまで息子を連れて行っていました。
今思えばおかしいですよね、、、、
でも、それくらい私は寝ている息子を起こしたくなかったのです。
何故なら、寝かすのが本当に大変だったからです。
話しがズレてしまいました。
写真のお母さんがお電話をくださったのは、
確か、
お子さんが
「うまくおっぱいを吸ってくれない。」
ということでした。
産院を退院して、初めての育児。
ただでさえ不安なのに、
おっぱいを吸ってくれないというのは
さらに不安を煽ります。
泣いた日もたくさんあったでしょう。
私も、
わからなくて、
寝てくれなくて、
自分が情けなくて、
一人で何度も泣きました。
でも、一年半が過ぎ、
このお母さんは
とても清々しいお顔をされていました。
色々な山を越えて来られたんだろうなぁと思いました。
私も9年が過ぎ、
今ではあの頃のことを笑って話せるようになりました。
今、頑張っているお母さんたちにお伝えしたいのは、
泣けてくるのは当たり前。
辛くなるのも当たり前。
それだけのことをされているのです。
大したことは言えないですが、
せめて。
ご自身を
「何も出来ない」と責めてらっしゃる場合は、
それは違います。
「よく頑張っている」とご自分に声をかけてあげてほしいと思います。
是非、どうしたら今よりは少し楽になれるかを考えてみてくださいね。
私の場合は
家事が出来ない日があっても良しと思えたらもっと楽だったと思います。
また、
息子を少々泣かしておく時間があっても、
特に問題はなかったと思います。
あの頃は息子を寝かすことの出来ない自分や、
なかなか寝てくれない息子を責めてましたが、
今ならそれは違うとわかります。
どうしようもないことを変えようとするのでなく、
変えられることを変えていく視点があったら楽だったろうなぁと思います。
とまぁ、長々と書いてしまいましたが、
どの思い出も今となっては全て素晴らしいと思っています。
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