しずかちゃんのパパ

ご存知の方も多いと思うのですが。

たまたま、しずかちゃんの画像が欲しくてパソコンで検索していたところ、
どなたのブログかは忘れたのですが、しずかちゃんの結婚前夜の話が載っていました。

知ってはいたのですが、何故か涙してしまい、このお話を投稿しようと思いました。
(長文です)


↓↓

しずかちゃんと出来杉くんが演じる白雪姫のラストシーンを劇の練習とも知らずに目撃したのび太は顔を真っ赤にして嫉妬します。

クヨクヨ考えるのび太に、
ドラえもんはタイムマシンに乗って結婚式を見てくるように勧めます。

未来に向かった二人。

しずかちゃんと結婚するのは、、、、

のび太でした。

独身最後の日、しずかちゃんは親子3人、
お別れパーティーをやっていました。

ママに促されて、パパに挨拶に向かおうとするしずかちゃんの姿を見て、
タイムマシンでやってきたのび太は
「なんだか沈んでる。、もっとウキウキしなくちゃ」とひとり思います。


「結婚の相手がきみだもんね」と言う、
ドラえもんの冗談。

この後、しずかちゃんが爆弾発言をするのです。

「パパ!あたし、およめにいくのやめる!!」

透明マントを被ってこっそり見守っていたドラえもんとのび太は焦ります。



「わたしが行っちゃったらパパさびしくなるでしょ。
これまでずっと甘えたりワガママ言ったり。
それなのに私の方は、パパやママになんにもしてあげられなかった」

するとパパはこう返します。

「とんでもない。きみはぼくらに素晴らしい贈り物を残していってくれてるんだよ。数え切れないほどのね。
最初の贈り物はきみが生まれてきてくれたことだ。
午前3時頃だったよ。
きみの産声が天使のラッパみたいに聞こえた。
あんな楽しい音楽は聞いたことがない」

ソファーに腰を下ろし、静かに語るパパ。
ソファーから立ち上がり、
絨毯が敷きつめられた部屋を数歩進んで
窓際に立つと、
パパは楽しげに話します。


「病院を出た時、
かすかに東の空が白んでいたが、頭の上はまだ一面の星空だった。
こんな広い宇宙の片隅に、ぼくの血を受け継いだ生命が今、生まれたんだ。
そう思うとむやみに感動しちゃって。
涙が、とまらなかったよ。」


「それからの毎日、楽しかった日、満ち足りた日の思い出こそ、
きみからの最高の贈り物だったんだよ。
少しぐらいさびしくても思い出があたためてくれるさ。
そんなこと気にかけなくていいんだよ」


しずかちゃんは心の底にあった言葉をパパに正直に告げます。

「あたし、、、、
不安なの。うまくやっていけるかしら」


次のパパの言葉はこうです。

「やれるとも。のび太くんを信じなさい。
のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね。
彼なら間違いなくきみを幸せにしてくれるとぼくは信じているよ」




現実世界の翌日、
しずかちゃんが玄関のドアを開けると、
そこに立っていたのは涙を流しながら

「きっときっと、きみをしあわにしてみせるからね!!」
と叫ぶのび太と、
右手で大粒の涙を拭って立ちすくむドラえもんでした。


どうでしたか??

私はどこで涙したのだろう、、、。
息子を思いながら、この日々は永遠ではないんだなぁと改めて感じたのですが、
しずかちゃんを自分と重ね、
私もこうして両親に愛されてたのかな、、、
なんてことも考えてました。

しずかちゃんのパパのように穏やかにはなかなかいきませんが、
今しかない日々を大切にしたいと思います。





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