赤ちゃんの計り知れない力
先日、ものすごく嬉しい事がありました。
私は普段、乳房マッサージ以外に
「赤ちゃんがお母さんのおっぱいを直接
飲めるようになる練習」
ということもしております。
赤ちゃんが生まれて、
最初からおっぱいが吸える赤ちゃんと、
吸うことが出来ない赤ちゃんもいるのです。
お母さんは落ち込んでしまうことがあります。
いえ、落ち込みます。
赤ちゃんにおっぱいをあげようと思ったら、赤ちゃんが泣くのです。
哺乳瓶でミルクをあげると美味しそうにゴクゴク飲むのです。
悲しくて、泣いてしまわれるお母さんもいます。
私はそんなお母さんと一緒に授乳の練習をしています。
直接おっぱいが吸えない理由というのが何点かあります。
お母さんのおっぱいの準備が出来るまでに
時間がかかる場合。
赤ちゃんの口の開け方や、舌の出し方、顎の使い方などの準備に時間がかかる場合。
双方が揃わないとなかなかおっぱいを飲んでもらうことができないのです。
知識や技術や根性ではなく、
どうしても時間が必要なときもあります。
その過程で赤ちゃんが
「ミルクの方が楽じゃないかー!」
と怒り出す時があります。
お母さんは苦戦します。
それでも吸えないことが続きます。
赤ちゃんが吸えるその日まで、
母乳の分泌が減らないように搾乳もしなくてはなりません。
お母さんはヘロヘロになります。
もちろん、私が出来ることはさせていただきますが、
やはり、赤ちゃんあっての授乳なのです。
赤ちゃんが飲む気にならないと、
お母さんのおっぱいの準備が整っていても飲めないんです。
そして、昨日、その赤ちゃんはお母さんのおっぱいをゴクゴク飲み出したのです。
それまでも少しずつおっぱいに興味を持ち、吸おうとはしてくれてたのですが、
昨日は直接、お母さんの母乳を飲めたのです。
それはそれは感動しました。
ここまで頑張り続けたお母さんの日々に、
私は頭が下がる思いでした。
そして、赤ちゃんの可能性を改めて感じました。
赤ちゃんは私たちが思っているより、
ずっとずっと賢くて、
状況を理解する力があると思っています。
「あれ?なんか美味しいものが出てくるじゃないか!」と理解したら、
そこからの切り替えは見事なまでに早いのです。
一度出来たら、そこからは驚くべきスピードでどんどん飲めるようになるのです。
私は自転車に乗れるようになった時の感じによく似てるなと思っています。
赤ちゃんて凄いなぁと、本当に思います。
「出来ないかも?」なんて考えずに、
出来るようになることだけをやる。
だから出来るようになるんでしょうね。
そして、何よりお母さん。
本当にお疲れ様でした。
これからも大変なことはあるかもしれません。
でも、まずは一つ、
「大きな山を自分の力で乗り越えた」
とご自身を褒めてあげてほしいと心から思います。
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