おっぱいの興味がなくなった?!
今までおっぱいを飲んでいたお子さんが、
急におっぱいを嫌がったり、片方だけ飲んだらやめてしまったり。
放っておいたら何時間も欲しがらなかったり。
遊びながら飲んだり、、、、
「栄養は大丈夫?!」と、
ママは心配になりますよね
このような赤ちゃんのお話は
3か月を過ぎたころからよく聞きます。
何故でしょうか。
赤ちゃんに聞いたわけではないのですが、
じっと見てると、
「なるほどな」と教えてくれます。
生後3か月頃までは口に乳首が運ばれると、
お腹がいっぱいでも本能で飲んでしまうことが多いのです。
また、満腹中枢そのものも未熟であり、
ママが飲んでもらいたい量を
比較的飲んでもらえるのがこの頃の特徴なんです。
3か月も過ぎてくると、
・視力が一段と良くなる
・首が座りだす
・自分の意思を表現することが出来る
これらのことが、
ただ飲んでいれば良かった時代を変革させるのかもしれません。
色々なものがはっきり見えるようになると、
おっぱいを飲んでいても周りが気になったり、
首が座ってくると、
横抱きが面白くなくなっていやがったり、
自分の意思を表現出来るようになると、
「今、おっぱいより遊んでいたいんだよね」
と思っていたり。
大人でも食欲旺盛な方がいたり、そうでない方がいますよね。
お子さんにもこの時点ですでに個性があることを知って頂いておくと良いと思います。
とは言え、あまりにおっぱいを飲んでもらえないと心配になりますよね。
そのような時は、
・欲しがってないように思っても、
「はい、おっぱいの時間よ」と授乳する。
・起きたばかりのまだ眠そうな時を狙う。
・飲むことに集中してもらえるように、テレビを消す、会話を一旦やめる。
など、対処法があります。
最後に。
母子手帳の体重曲線をよく見てみると、
3か月のころからカーブが緩やかになるんです。
一日25〜30グラムくらい増えていて欲しいなぁと言われていた1ヶ月の頃とは比べ
半年すぎる頃には一日あたり10グラム以下くらいの増加になってくるんです。
なので、
体重はもちろん成長の大切な目安にはなるのですが、
お子さんの発達をみながら私たち医療者は
必要な母乳やミルクの量を判断しています。
心配だなぁと思う時は、小児科の先生に相談したり、
こちらに連絡してきてくださったり。
お一人で悩んだり、考えたりされなくても良いんですよ。
誰かに相談するだけで、意外にすぐ安心出来ることもありますからね。
*写真は先日、白浜に行った時のものです。
息子は上半身裸で遊んでいます。
この後、全身濡れてしまうのですが。
遊びたい気持ちが強いと、
寒さもお腹減ってることも忘れてしまう。
少し、羨ましいですね。
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