私を救った心理学

コメントを下さった方、ありがとうございます!
ご要望をいただき、嬉しかったです。
それでは、
先月の投稿でチラッと書いた心理学について書かせていただきますね。
かなり長文になります。

私は息子が5歳になるまで、
育児がしんどいと思っていました。
今、思えば自分でしんどくしてたんですが。

例えば
オムツが外れるか外れないかという時に、
飛行機に乗ることがありました。
オムツを履かせるべきではないと思い、
オムツを持たずに旅行に出かけました。
行きたくないと泣く息子を怒鳴りながら、
無理やり何度もトイレに連れていきました。
急に「漏れる!」という息子を抱き抱えて、おしゃれな横浜のデパートを、
トイレを探して猛ダッシュしたことは今でも覚えています。

公園に一緒に行っても、
トラブルを起こさないか? 
もしくは、トラブルを起こされないか?
とずっと監視するわけです。
だんだん疲れてきて、
人がいない公園にしか連れて行ってあげられなくなりました。
暗い高架下の猫のおしっこの匂いがする公園に行ったりしていました。

他にも言い出したらキリがないのですが、
私の育児の基準は、
「世間体」であり、
「人からどう思われるか?」であり、
「親として〜するべき」でした。

幼稚園に入った時は大変でした。
私は他のママから息子を悪く言われたくなくて、必死で息子を抑えつけました。
手もあげました。
家では叱らないことも、
人前では厳しく叱っていました。

でも、周りのママは結構、見てないんです。その子供たちはのびのび遊んでいます。
お互い様の喧嘩も、
息子ばかり私に叱られるんです。
他のママはほとんど叱っていませんでした。
叱っているのは私だけなのです。
息子はどんどん荒れていきました。
抑えつけることしか知らない私は、
ますます息子に対して厳しく抑えつけるようになりました。

私は何が正しくて、何が悪いのか?
どんな時に叱って、どんな時に見守るのかがわからなくなっていました。

そんな時に友人の勧めで、アドラー心理学というものに出会いました。

*ここからは私の、
私的に都合の良いアドラー心理学の捉え方でありますし、本来のアドラー心理学からかけ離れたとこは多々ありますが。


アドラー心理学の考え方で一番有名なのが
「課題の分離」でしょうか。

例えば、
子供同士の喧嘩は子供の課題であり、
親が解決するものではない。
というものです。
子供が学ぶ機会を奪ってはいけないのです。

喧嘩も放っておくと、子供たちでそれなりに解決するようになりました。
(怪我に繋がるような喧嘩は止めますよ)
かなり忍耐を必要としましたが、
結果、息子は自分で謝ったり、譲ったりするんですよね。
そういう経験が積み重なって、子どもの課題には口を挟まない努力をするようになりました。

アドラー心理学に出会ったことで、
子どもなりに色々と考え、選択し、行動していることを知ることが出来ました。

「課題の分離」というのはなかなか難しいですが、
子供は親の付属物ではなく、
一人の人間なのだということを忘れないようにしています。

子どもに比べて、私たち大人は沢山のことを知っています。
子どものことを思って、
こうした方がいいよと伝えたとしても、
やる・やらないの選択は
子どもが決めることなのです。

選択を子どもに委ねることは、
私にとって、

「あなたがどんな選択をしても、お母さんにとって、あなたへの愛は全く変わりはないんだよ」
ということを伝えられる機会なんです。
私はどんな息子も大好きだからです。
(喧嘩はしますがね。)


今、私の育児の基準は、
「世間体」でもなく、
「まわりにどう思われるか?」でもなく、
「親として〜するべき」でもなくなりました。

強いて言うなら、
「幸せかどうか?」
です。
私も息子もお互いに「幸せか?」です。

始めに書いたオムツがそろそろ外れそうな時の話ですが。

今の私なら心配なのでオムツをはいてもらいます。
だって、オムツを履いてもらっておいた方が、快適な空の旅を私が満喫できるからです。

もしも、
息子がオムツをはきたくないと言ったら、
「トイレに間に合わなかったら心配だから、オムツをはいて欲しい」
と頼むと思います。

それでもはきたくないといったら
覚悟するしかないです、、、、

これが良いかはわかりませんが、
私は随分と楽になり、
ギッチギチの
他人の目を意識した育児をしていた頃より、
随分と幸せを感じ、日々楽しく感じるようになりました。

アドラー心理学については私の偏った理解もあるので、必ず皆さんに合うかどうかはわからないのですが、もし、ご興味あればご連絡ください。

これはアドラー心理学で学んだことなのですが、

*自分の価値は自分が決める

また、このことについてもお話していけたらと思います。































あいちょ助産院

みんなちがって、みんないい

2コメント

  • 1000 / 1000

  • 瀬尾愛子

    2019.03.13 13:12

    ものすごく、そのお気持ちわかります、、、 私も将来が不安でした。 でも、私たちが今、生きている時代とお子さん達が大人になるころの環境はだいぶ違うらしいです。 きっと、高校や大学がオンラインになったり、集団生活より、個々の活動に重きをおかれていくような時代になると思っています。 そんな時に、いかに長所を伸ばしておくかが、生きる力を左右すると聞きました。 また、ブログ書きます!
  • 1109jun7177

    2019.03.13 12:17

    瀬尾さん、リクエストさせていただいたものです。 貴重なブログ本当にありがとうございます。家では良しとするところを外では叱ってしまう、まさにこれ私です。 本当に少しずつですが、お互いが幸せかどうか、にスポットをあてて子どもと向き合っていきたいと思います。 周りがみんな優等生にみえるんです。周りが眩しくてキラキラしてみえて、とても暗い気持ちにもなります。将来がとても不安でたまりません。 ぼちぼちやってこうと思います。 ブログこれからも楽しみにしています。