赤ちゃんが可愛いと思えない方
過激なタイトルにしました。
何故なら、
ちょっとでも心あたりある方に
読んで欲しいのです。
「赤ちゃんを可愛いと思えない私はおかしい」
「こんな私がこの先、育児なんてしていけるのだろうか?」
「私は愛情が少ないのだろうか?」
・・・
これ、過去の私です。
私は産後凄くしんどかったんです。
身体よりも、気持ちがしんどかった。
助産師だった私は愛情たっぷりに、
そして完璧な育児すると思ってたんです。
病院を退院して、
日中は息子と二人きり。
置いたら泣くし、
寝ててもいつ起きるかビクビクして、
気が気でなかった。
わからないことばっかりで、
完璧な育児を夢見てた私は、
助産師というプライドも邪魔をして、
周りに助けてとも言えず、どんどん殻に閉じこもっていきました。
息子を置いてトイレにも行けなくて、
スリングという抱っこ紐に息子を入れて、
抱っこしたまま用を足していました。
お風呂掃除をし、洗濯も干して、料理もしていました。
スリングに息子を入れて。
*真似しないでくださいね
布団に寝かすと起きるから、
寝かすのが怖かったんです。
シャワーに入ってても、
息子が気になって、
頭を一週間近く洗わないで過ごしてたりしてました。
私は一度、
主人に息子のこと可愛い?と
聞いたことがあります。
主人が
「可愛い」
と言った返事に衝撃をうけました。
何故なら、
私には
息子が
「可愛い」という感情が
わからなかったのです。
私はずっと、自分は母親に向いてない、
息子に申し訳ないと思っていました。
今、息子は8歳になりました。
物凄く、可愛いんです。
もちろん、感情に任せて怒ってしまうことも多々ありますが、
それでも物凄く可愛いです。
大切でたまらないのです。
母になって八年。
今、思うことは、
あの頃の私は人生最大に頑張っていたんじゃないか?
ということです
だって息子は話せないから、
暑いとか寒いとか、
痛いとか、苦しいとか、
お腹減ったとか、抱っこしてくれとか、、、
感じてあげないといけなくて、
助産師してたけど、
私には何もわからないし、
とにかく必死にやるしかなかった。
そんな中、
「可愛い」って気持ちがあっても、
表には出てこなかったのです。
あの頃の私も
ちゃんと息子を大切に想っていたのです。
必死すぎて余裕がなかったんだと思います。
今なら市町村で
産後ケア事業も普及してきました。
あなたの市町村の保険センターに連絡したら詳しく教えてくださいます。
赤ちゃんと一緒に病院や助産院に行き、お世話の仕方を聞いたり
お昼寝させてもらえるんです。
そういう事業があるってことは、
しんどいと思っているのは
あなただけじゃないし、
産後はしんどいものということなんです。
もし、今、しんどいなぁって思ってたら、
是非、一人で解決しようとしないでくださいね。
悩んでいるということは、
あなたは愛情深い方なんです。
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