もう一度やり直せるなら、、、
息子が3歳の時の写真。
先日、
主人がふとLINEに送ってくれました。
きっと、
可愛い息子の懐かしい姿を見て、
私が喜ぶと思ってくれたのだと思います。
でも、私はこの写真を見て、
胸が痛みました。
息子がしている白い手袋。
よく見てください。
ちゃんとチャックが閉まってないのです。
この手袋、
スキー場で買ったんです。
表示サイズは
4.5歳用くらいだったと思います。
買ってすぐに値札を外して。
息子の手にはめようと思ったら。
奥まで入らない、、、、
3000円くらいしたのに。
値札も切ってしまった。
見た目は確実に入りそうな手袋なのに。
何故か手が奥まで入らない。
私は雪の中、
必死に息子の手に
手袋をはめようとします。
でも、なかなか入らない。
私も息子も、
寒さでうまく手を動かせない。
主人はレンタルの手続きに行っていたのか
その場に居なくて。
私は息子に
「もっと中まで手を入れて!」と
どんどんと強い口調で言ってしまいます。
まだ3歳の、
こんなに可愛い息子に対して
私は本気で怒っていました。
「何で手袋くらい、
自分でつけれないのよ!!」
と。
写真を見てください。
息子はこんなに小さいのです。
雪の中、
サイズがキチキチの手袋なんて
自分でつけられるはずないじゃないですか、、、
でも、私は息子に対して
「もっとちゃんと手を入れてよ!」
「こんなことも出来ないのか!」
と繰り返したのです。
周りの人たちも
私たちのやりとりを見ていました。
3000円もした手袋が無駄になってしまうことの焦り。
息子さえちゃんと手を入れてくれたら入るのじゃないか。
手袋がなかったら
息子の手は霜焼けになってしまうのに、
もう一度買うのはもったいないという思い。
今から思えばとても自分勝手な思いで
一人怒っていました。
この頃の私はどこに行くにも不安でした。
何が不安かは言葉に出来ないのですが、
息子を連れての外出はとても気を張っていました。
せっかく家族でスキーに来ているのに、
周りの目ばかり気にして、
トラブルが起きないようにってことばかり考えて。
手袋が入らないことくらい大したことないのに、
不安のスイッチが入り、
その不安は怒りに変わっていきました。
何とも勝手な怒りです。
そして息子は
年齢よりしっかりしているところがあり、
怒鳴り散らす私に対して泣いたりはしないのです。
ずっと怒鳴られているのに、
我慢することができるのです。
息子はとても悲しい顔をしていました。
わかっているのに、
私は
私を止められなかった。
大切な息子を
非情なほど、
責め立てた。
そんな時の写真なんです。
最近、
この日のことを思い出すことはなかったのですが、
写真を見て、思い出しました。
あんなに息子を傷つけただろうに、
忘れている時間があるなんて、
勝手なものですね。
ひどい母親です。
私には
「もう一度、やり直せたら、、、」
と思うことばかりです。
仕事でお子さんたちと触れ合うたびに、
息子への申し訳なさが込み上げたりもします。
もっと、
力を抜くことが出来ていたなら、
こんなことにはならなかったと思います。
このとてつもない後悔が
今の私を作っています。
まだまだ息子を怒ったり、
口うるさく言ってしまったりはしますが、
かなり、かなり少なくなりました。
逆に
笑いは増えました。
それは、
先の心配ばかりせず、
今幸せか?
を考えることが出来るようになったからだと思います。
息子とは迷いながらも、
楽しい毎日を過ごしております。
10歳になった今も
猛烈に可愛いらしいです。
(めっちゃ怒りますよ。でも大好きなんです)
今、子育てに一緒懸命で、
お子様を怒ってばかりしてしまうことに悩まれているお母さんがいらしたら。
変われますよー。
後悔されているのなら、
必ず変われます。
主人が送ってくれたもう一つの写真。
二度と戻らない、懐かしい日々。
今を大切に生きたいと思います。
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