育児ノイローゼ
1年前のYahoo知恵袋にこのような投稿がありました。
こちらの投稿へのお返事も色々ありました。
私は初めて、Yahoo知恵袋を真剣に読みました。
他の育児に関する投稿も拝見しましたが、
時には
わざわざこんな事を書かなくてもいいのにって思う、
意地悪な返信もありました。
読んでいて、気分が塞ぎ込みました。
でも、これが現実なのかとも思いました。
この方は
「じゃあ子供を産まなかったら良かったじゃん。などの批判は勘弁してください」
と書いています。
推測ですが、
ご自身が
育児をしんどいと思うたびに、
「子供を産んだのは自分の責任だから、
愚痴ってはいけない。
子供が欲しくても出来ない人もいる。
私の悩みは贅沢なんだ。」というようなことを思ってこられたのかもしれません。
自分でも十分にわかっている、
もう、誰にも批判されたくない。
でも、1人ではどうしようもなくて、
書いておられるように、
誰かに「大丈夫」って言ってもらいたくて、
投稿をされたのではないでしょうか。
穏やかに過ごしたいのに、物に当たってしまう。
笑顔でいたいのにお子さんに怒鳴ってしまう。
チャキチャキ家を片付けたり、ご飯を作ったり、お子さんと遊んだりしたいのに、
うまくいかなくてイライラしてしまう。
そんなご自身を、
ご自身で責めてしまっているように感じられました。
とても、優しく、真面目で、
家族を大切にしたいと思う方だからこそ、
苦しまれているように感じました。
「死にたい」という言葉を2回書いておられますが、
これも本当なんだと思います。
とても辛いのだと思います。
「消えて、いなくなりたい」
この感覚、
私は他人事とは思えません。
私自身がよくそう思っていたからです。
そして、今、
産後のお母さんたちと出会う中で、
このように感じてらっしゃる方が沢山いらっしゃるのも現実です。
私の経験ですが。
自分を責めている時が一番苦しいように思います。
家事をサボればいい、
一人時間を作ったらいい。
よくそう言ってもらいました。
実際に、一人時間はとても大切だと思っています。
ただ、
一人時間が出来た時に、
「こんなことしてる私って、だめなお母さんなのかな、、、」などと、
ご自身を責めていたら
その一人時間はなんの役にも立たないのです
また、家事をサボったと感じていると、
また一つ、苦しみが増えるのです。
こちらのYahoo知恵袋のお方は
1年前の投稿だったので、
「解決済」になっていました。
本当に解決したのかな、、、、
年子さんと書いておられたので、
今もとても忙しく毎日を過ごしてらっしゃるのではないでしょうか。
もしも、私がこの方にお返事するとすれば、
「ご自身を責めないでください」
このことを、一番にお伝えしたいです。
もし、家事を手抜きしたと感じるなら、
「私、手抜き出来た!私、変わろうとしてる!」
「今日しなくても、明日したらいい」
お子さんを怒鳴ってしまったら
「私、疲れてる。もっと手を抜かないと」
「またやってしまったな(笑) 後で謝ろう」
「一人時間、必要かも。旦那に相談しよ」
「笑顔なんてムリ」
「だって、人間だもの」
などなど、
同じ出来事でも、
受け止め方を変えるだけで、
自分を責めなくて良くなることがあります。
私が気をつけているのは、
自分を責めていると、
相手も責めたくなるので、
相手を責めたことで、また自分を責めて苦しくなるから、
自分を責めないことを気をつけています。
そして、
出来るだけ頑張らない努力をしています。
頑張らない努力です。
頑張ると、
家族にも周りにもそれを求めてしまう。
それはしんどいことです。
ついつい家のことを頑張ろうとしてしまい
(家事が嫌いだからこそ、大したことをしていなくても、
私としては大きなことなのです)
家族にイライラの暴言を吐くことがまだまだあります。
9歳の息子に
「お願いやから好きなことして。」
と何度も言われます。
私のキレ具合が半端ないんだと思います。
そこで、
「ありがとう」と言えたらいいのに、
「あんたらのお世話のせいで出来ないんやろううが!」
と答えてしまう
ダメな母親なんですがね。
(最低!)
無理して頑張ることをしなくなれば、
こんなやり取りも減るのかもしれません。
でも、以前の私と違うのは、
自分を責めることがなくなったので、
「疲れてるなー」「また、無理しようとしてしまったなー」
と思って、
今しなくても困らないことは
後回しにするようにしています。
(これが溜まるとイライラはしちゃうんですがね)
そして、出来ない自分を責めないようにもしています。
なので、
育児や家事で苦しくなることは、
ほぼなくなりました。
イライラはまだまだありますが。
お子さんが小さい頃の育児は
手がかかりますし、
目は離せないし、
一人に出来ないし、
大変です。
それが、年子さんだったら、どれだけ大変か。
年子のお嬢さんを持つ私の友人は、
「人間の生活ではなかった」
と言っていました。
このようなしんどさを心から分かってくれる人がそばにいてくれたら、全然違うんですがね、、、。
私はよく、
似た境遇のママ友(似た境遇。これ大事)と愚痴大会してました。
同じ境遇の人としか
なかなか分かり合えなかったのです。
かえって人に話して、
「それはあかんで。わがままや」
とか言われて、
凹んだことが何度もあります。
そのような人には
愚痴は言わないでおこうと、
やっと気がついて、
言わないようになりました。
「育児ノイローゼ」でなにが悪い。
それだけ、真摯にお子さんやご自身と向き合っておられるんです。
だからこそ、ご自身を責めないで欲しいと心から思います。
自分を責めるのをやめたら、
しんどいのが
マシになります。
自分を責めてしまうと、
心がしんどくなってきてしまいます。
ご家族はきっと、
そんなことは望んでいないと思います。
怒ってても、元気でいて欲しいと思っていると思います。
「あなたは大丈夫です。だから、
自分を責めないでください」
1年前のこの方にそう伝えたいです。
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