親としての在り方
こちら、
私が働く産科クリニックに併設された保育園のお手洗い。
息子がお世話になっているころから
お手洗いにかけてある
カレンダー。
時間がなくて、
怒鳴り散らしながら家を出て、
髪を振り乱し、
車に気をつけながら
自転車をぶっ飛ばし、
息子と2年通った保育園。
大泣きする息子とさよならした後に
一息つく場所。
そんな思い出深い
お手洗い。
いつもカレンダーを見ながら
「また無理だった、、、」
とか思いながら
ため息をつきながら用を足していました。
さて、
最初の写真。
「親自身が身を持って
あるべき姿を示していくこと」
何なに!?
あるべき姿って。
なんかプレッシャー、、、、
とほほ。
そりゃ、
息子には幸せにいて欲しい。
誰からも大切にしてもらいたい。
あるべき姿ってなんだろう。
幸せとはなんだろう。
あるべき姿が私にはわからない。
これが本音です。
私は母親になる前、
頑張り癖がとてもありました。
頑張ればなんとかなる。
苦手なことから逃げたらいけない。
そう思って、
ずっと生きてきたのです。
でも、そういう生き方は
しんどくなるんですよね。
なので
息子には
私のような子ども時代を送って欲しくないなぁと思ってて、
逆にそれに縛られすぎて
かえってしんどくなった時もあったんですけどね。
今はただ、
「幸せでいて欲しい。」
それだけですね。
と言いつつ、
物が散らかりだすとイライラする私は
まぁ、口うるさく色々言ってしまいます。
先日、
片付けしすぎて
息子の地図帳を捨ててしまい、
再度購入という
担任の先生からすると
大迷惑事件もありました。
ただ、私も息子は
とても出会い運が良いのです。
忘れ物No.1の息子と
片付けすぎて必要な地図帳を捨てる母親
という絶妙なコンビを
担任の先生は笑ってくれたそうです。
感謝。
おかげさまで
息子は
「失敗しても何とかなる」
ということは学んでいるようです。
先日のことです。
息子はお年玉で
「進撃の巨人」という漫画を
1巻〜33巻まで一気に買いました。
すれ違った知らないどこかのパパが
「いいなぁ」って言っていました。
子どもなのに大人買い。
えーって思われる方ももちろんいらっしゃると思います。
ただ、
少なからず
瀬尾家の3人は
この息子の大人買いのおかげで
幸せに過ごしております。
自分のお金で買っていても
私たちに
気前よく本を読ませてくれる
おおらかな人に育っていることを
私はとても嬉しく思いました。
あるべき姿なんてものは
大して息子に見せられていないのが現実です。
それでも、
私たち夫婦が息子を信頼しているのは
伝わっているのではないかな、、、
なんて
思っています。
(そうあって欲しい)
「ありがとう」も
「ごめんなさい」も
私よりも素直に言える息子。
嫌なことがあっても
気持ちを切り替えるのが早い息子。
私が息子に示すことが出来るもの。
何だろうなぁ。
先日は
朝から
あれした?これした?って言ってしまって、
「この、過保護がー!」
と息子に言われてしまいました。
「クソババア」と言われる日も
もうそこまで来ているかもしれません。
そんなこんなですが、
なかなか素敵な10歳に息子は育っています。
お子さんたちの自我が出てきたり、
こちらの言うことを聞いてくれなくて
大変な思いをされているお母さんも多いことでしょう。
そして、
親として
そうなっている状況は
私のやり方が良くないのでは、、、、
なんて思っている方も多いでしょう。
私はかつて
そのことでとても悩んだ母親ですので。
でも
今思えば
どれだけ偏食を直したいと思っても
うまくいかなかったのに、
学校では大嫌いな牛乳を飲めるようになり、
嫌いなものでもよそ様のお宅では黙って食べていたり、
(これは苦手なのですみませんとも言いますが)
自分で色々考えてやっているんだなぁと思うことが多々ありますよ。
5歳くらいまでは
あれだけ喧嘩っ早かったのに、
今は色んな友達と遊んでいるようです。
こちらは今のままで充分って思ってても、
子どものほうが予想を超えてくる時もありますしね。
「母親なんていいこと無しだー」
と昨日も主人と息子に
連発して言ってしまいました。
あるべき姿を見せることもなく、
言ってはいけないことまで言ってしまう。
そんな私でも
立派な息子が育っています。
将来に不安を感じていたり、
お子さんの成長が
全て自分の責任にあると思っているお母さんがいたら。
多分、半々。
うーん。
7対3か。
影響力は全部ではないと思うので、
お子さんの
「良いように育っていく力」
を信じて
少し力抜いてもいいと思いますよ。
皆さん、お元気でいてくださいね!
0コメント